KIMTECH 沖スロ機械のDIY -データ機 上段下段編#3

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

前回の続きのデータ機下です。

 

データ機上下とも空いているピンは、D0、D1、A0,A1,A2,A3,A4、A5です。(D4ピンは開けておきます。)

 

 

データ機下

 

 

22-A0 game 入力

23ーA1 game 入力

図の様にデータ機下A0,A1を一緒に抽選部分に接続してください。

 

 

24-A2 リセット

抽選部分のD9ピンにデータ機下A2を接続してください。

大当たりアクションの後に、現在のゲーム数を自動的に0にリセットします。

 

 

 

 

25-A3 表示切替

データ機上・下の2回路必要です。データ機下25-A3をパネル13押しボタンで5Vに繋ぐ回路です。

押すとデータ機下の7セグ、現在のゲーム数から総ゲーム数へ変化します(以下ループ)。

 

 

 

 

26-A4 クリア

データ機上A2とデータ機下A4を一緒にして、パネル横14押しスイッチで5Vに繋ぐ回路です。

押すと7セグの数字が上下すべて0になり、記憶した情報が消去されます(情報は自動的にEEPRAMに記憶されるため、電源のOFFでは情報は消えません)。

 

 

 

 

27ーA5 ST

上図の回路通り、データ機下段のA5(D19同じ)をtrigに接続して、リレーからの出力(抽選部分A0 ST)を下図の回路STに繋いでください(抽選部分A0 STは下図ではMODEになっています。)。

日を少し跨いでいるので図に一貫性がありませんね、すいません。

この回路は抽選部分A0が抵抗値を数字として読み込む機能を利用して、抽選のテーブルの移行する回路です。

 

例えば、上図の抵抗値4,7k、27k、より上を外した状態では抽選部分A0は”0”という数字を獲得します。STのトリガーが入るとリレーによって5Vの電圧が送られ、抽選部分A0は約”1100”という数字を獲得します。

この数字を根拠に確率の異なる抽選テーブルを移動させることで、確率変動等のST状態を作り出すのです。

STのトリガーはデータ機下で管理ができ、大当たりから100Gまで高確とか、1000以降は当たるまで高確(天井)とか指定できます。

都合上、STのトリガーオフで低確率、オンで高確率とすることが多いのですが、上の4,7k、27kの回路を導入して、一つだけスライドスイッチをオンにすると、4.7kΩ ”695”, 27kΩ”274”の数字を抽選部分A0は取得します。この数字範囲の抽選テーブルを作れば移行しますが、STのトリガーオンの場合は完全に”1100”になりますので、いわゆる設定(低確率の設定)を作り出すことが可能です。

設定なんて要らない、意味が分からなければ、抵抗値4,7k、27k以上の回路は無くても結構です。

 

あと分母を減らすことによる確率変動(ダイナマイト方式)と、上のSTテーブル方式を組みあわす事によって、複雑な確率変動、高レスポンスとプログラムの簡略化を実現しています。詳しくはまたソフト説明で語ります。

 

 

 

1ーD0 オート制御

図の通り、データ機下D0ピンをTRIGに接続してください。

 

(オートメイション図)

そしてオートメーションの3ピンAUTO OUTをリレースイッチ部に接続、

リレーの出力、抽選部分D2トリガーを上図のAUTO in 555に接続します。AUTO in 555の直下スイッチが付いていますが、これはパネル上のオートのトグルスイッチです。基本はこのトグルスイッチオンでオート遊戯が始まります。

 

この回路は、データ採集のために規定回数を自動でゲーム行わせるために、データ機下とリレーによってオートの出力を管理します。デフォルトでは5000Gですが、細かく指定することも可能です。また指定数だけオートが止まるために、手動で1G回せば以降は無限にオートが続きます。

 

 

 

 

2-D1 初当たりモード

図の様に接続してください。データ機上・下のマイコン同士の接続です。

 

 

 

 

データ機下の説明は以上です。

新しいマイコンに以下のプログラムを入れてください。データ機上・下にはMsTimer2.h をIDEのライブラリ―にインスト―ルしてください。

 

データ機下

slot-machine/de-taki_kadan.txt at master · kimtech806/slot-machine (github.com)

 

 

また前回説明した、外部データ出力用Arduino uno用

slot-machine/gaibu_uno.txt at master · kimtech806/slot-machine (github.com)

 

 

 

これでハードの説明は一応すべて終わりました、説明に間が空いたので説明の重複で理解がしにくくなっているかもしれません。のちにCADの回路図面でまとめますので、そっちの方が分かりやすいかも知れません。のちソフト説明に続きます。

 

 

思えばコロナの頃に、UNI-MARKETさんにて沖ドキのアクリルパネルを見て、「これハイビスカス、チカらせられるんじゃ。」と思いコロナの自粛期間に開発を始めたのがきっかけです。

実機購入も考えたんですが、大きいし飽きるだろうなと思い、ゲーム・アプリも何か違うし、そうだ手に入るもので作っちゃえと思い独学で作成しました。

4号機の台やら、裏物の仕組みの再現を考えるのが趣味なので、また新台・更新プログラムと動画を提供することで皆様に遊んで頂けたら幸いです。今作っているのが、オアシススイカVer,キングパルサー、北斗天翔(勝負ダマ)なんかが出来たら良いなと思っています。

 

 

では今回もご視聴ありがとうございました。