KIMTECH 沖スロ機械のDIY -データ機 上段下段編#1

こんにちは、KIMTECHです。

連日の更新となりますが、一気にハードの説明を終わらせてしまいましょう。

 

 

今回は3のデータ表示、分析して外部に指示を出すデータ機上・下段の説明です。

液晶のほうが簡単ですが、やっぱり7セグのカッコ良さも捨てがたいですよね。

 

 


写真右部分の7セグ上下2段と、その横押しスイッチ12、13、14、がデータ機の部分になります。

 

 

 

役割 

 

7セグ上段ー 2桁の7セグが2つ(赤・緑)並んでいます、最初のモードではBIG,REG回数の表示をします。横12のスイッチを押すことでモードが切り替わり、1回目 初当たりモード 2回目 総純増メダルモード、それ以降BR表示に戻りループします。

 

初当たりモードとは、ゲーム数を指定して(例えばハナ連だったら87ゲーム)そのゲーム数よりもハマって当たったゲーム数をカウント、それを赤7セグに表示。そして緑7セグにはBR合算数を表示します。例えば0210だったら、初当たり2回で当たり10回取れたということで、あくまで目安ですが平均5連と計算できます。

 

総純増メダルモードとは、純増枚数を計算して表示しますが、本機にはBIG・REG以外のメダル増要素無く(子役純増が無い)、メダル係数の形で平均値でゲームコストが決められます。例えば50枚メダルで25ゲーム遊戯できるとするならゲーム係数は2になります。50/25=2です。本来なら子役の増減を計算せねばいけませんが、マイコンのピン足節約のためにこのような理屈にしました。

 

 

7セグ下段- 4桁の7セグが一つあります。最初のモードでは現在のゲーム数が表示され(当たりでゲーム数自動リセット)。横13の押しボタンを押すことでモードが変わり、総ゲーム数表示となります、押しボタン以降ループ。

 

横14の押しボタンで完全に上下データ機の情報が消去されます。なお上下データ機の情報は自動的にEEPRAMに保存されますので、電源のON・OFFでは情報は消えません。(電源のON・OFFでは仕様により、初当たりモードが+1加算され、現在のゲーム数が0にリセットされます(それ以外は保持)。)

 

 

 

 

 

あと制作の上で7セグのダイナミック点灯について学ばねばなりません。

ダイナミック点灯とは、7セグ利用においてマイコンのピン足を節約する技術です。7セグはとても単純で、上図の様に7つのLEDのバーが数字型に付いているだけです。それに抵抗を付けて電気でいくつか同時に光らせることで数字を表現します。

7セグには2種類あってアノード・カソードの違いで、LEDの電源か、GNDのどちらをまとめているかの違いです。今回はカソードの7セグしか使えません。

 

コモン(今回はカソードでGND)を高速で移動させることにより、実際は1桁ずつ表示されているはずが、人間の目の錯覚で何桁も同時に光って見えます(テレビやら7セグをビデオに撮って見るとシマが入ったり、不具合に見えるアレです。)。興味があれば”7セグダイナミック点灯”でググってください。

 

基本的にカソードならどんな7セグでも使えると思いますので、データシートを見ながら上図の様に配線してください。

抵抗はLEDの光度がいろいろなので調整してください。ダイナミック点灯は普通の5Vよりも高速点滅により暗くなります。パネル明るすぎると目が痛いので、調整は大切です。

 

 

千桁LEDGND D13、百桁LEDGND D10、十桁LEDGND D9、一桁LEDGND D7。

7セグ電源 a  D12, b  D8, c  D5, d  D3,  e  D2, f  D11, g  D6.。

 

桁LEDGNDはそのまま指定ピンに接続。

7セグ電源は任意の抵抗を付けて、それぞれピンに接続してください。

上下データ機とも共通回路なので、異なるマイコンで2系統作ってください。

 

 

 

 

 

では今回の内容は以上となります。かっこいい7セグ選んでください。ご視聴ありがとうございました。