KIMTECH 沖スロ機械のDIY 機械への音楽の実装について その1

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

 

 

今回は、機械へ音楽を実装する方法について説明しますが、

 

効果音の入手。

編集・音量調整。

mp3に変換。

mp3モジュール DFR0534に音源転送。

機械抽選部マイコンへのプログラムから設定。

 

 

と結構手間がかかります。しかしゲーム性、再現度を高めるために、非常に重要な作業になりますので頑張ってやっていきましょう。

 

 

まず音源モジュールの仕様について説明です。

 

Voice_Module_SKU__DFR0534-DFRobot

 

簡単に使え、リスポンス性能が高く、無音時のノイズの少なさなど。他の製品もいろいろ試しましたが、やはりこいつが一番使いやすいですね。

 

現在は値上げして約600円から1450円と高いですが、アマゾンで同音源半導体を使用したものが800円くらいで買えるようなので、問題がなければ交換できるように考えております。(しかしアマゾンの方は、操作系の半導体が無く同じプログラムでは動きません、よってレスポンスが下がっている可能性があります。またADコンバータがついており音源の音質が良くなっている可能性があります。)

 

欠点も沢山ありますがここで言いたいのは、一応公称の最大8Mバイトのメモリーのはずが半分くらいの容量しか使用できません。(USBでPCにつなぐとリムーバブルメディアとして認識され、容量が確認できます。

WAVで使用できるとなっていますが、動作が不安定になりました。現実的にはMP3で使うのが限界でしょう。

大体BIG、REGなどの曲を8曲ほど入れる場合、一曲40秒ほどに編集する必要があります。WAV40秒で3Mbyte、MP3変換で300Kbyteくらいが目安です。

 

 

 

効果音の入手について

 

録音機で直接実機から録音する以外にも、インターネットができて世の中便利になり、様々な方面で音源を仕入れることができるため具体的に入手先については語りません。

アドバイスがあるとすれば、実機はリール音などノイズが多いため、ゲームソフト化された音源の方がクリアな音が取れることが多いです。またEQ,ノッチフィルターなどでノイズを除去できる場合もあり、いろいろ音源は探した方が良いです。

 

 

 

編集・音量調整

 

KIMTECHの場合ですが、ハードのオーディオインターフェイスを持っているので、PCから音をオーディオインターフェイスに送り、更にPCのDAWABLETON LIVE)に送り返して録音してします。この際に外部アナログアンプで増幅しています、PCの音は最大にして録音しても、意外と小さくて編集時の音量で苦労することが多いです。

 

フリーソフトでPCの音を録音できるものもありますし、ハードの録音機、サンプラーなど個々の方法で必要な音を録音してください。

 

そして入手した音源を使用するために、DAWなどの編集ソフトで音源の前と後ろの無駄部分をカットします。

またEQフィルターで音質調整・ノイズ除去、GAINで音量を調整します。特に音量はこの地点が個別の最終決定ですので、他に作った音源と比較して同じくらいの音量に調整してください。

 

音源の作業が終わりましたら、WAV形式でエクスポートしてください。1曲WAV40秒で3Mbyte目安です。

 

 

 

以上で今回の内容は終わります。DAWが必要など非常に条件が難しくなってしまいましたが(フリーのDAWではエクスポートが難しい)、要望がありましたら著作権関係ないKIMTECHが作った音などをアップしようかと考えています。

今回もご視聴ありがとうございました。

 

KIMTECH 沖スロ機械のDIY 新動画 HANAHANAほぼ鳳凰 について

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

 

先日、新動画”HANAHANAほぼ鳳凰ー30ー”の動画をYouTubeであげました。

まだ見てない方いらっしゃったら、気合入ってます、ぜひ視聴をどうぞ。

 

 

作動テスト用ということで、完全ノーマル5号機ー沖スロのハナハナホウオウ30ー設定6仕様となっています。

新機能として連荘時のBIGに例の音楽が鳴る、また連荘回数をカウントしてOLED液晶に表示(指定数(今回は100G)超えると消去されます。)という機能を実装しました。

 

ハイビスカスの沖スロ好きな人には、お部屋のインテリアとして重宝すると思いますよ。実機ほど大きくないですし始末もこまらない。ちょっと遊んで、あとはオートで指定数のデータ取りできますし。完全ガチ!オート無しでレバーを叩き続けたい方も大丈夫、電源消してもデータは保持されます(仕様上ボーナス後0Gやめで電源消しを推奨)、動画の実践も3日に分けて行っています。データが同じ結果になる事はまずありません。

 

また新仕様も開発、公開いたしますので、自身で機械を制作、プログラムインストールすれば異なるゲーム性を楽しめるでしょう。現在YouTuberのスロアフロさんの動画に影響を受けまして”新台 台湾GODジャグラー”Verの開発をしておりますので、次回の動画はそれになると思われます。お楽しみに。

【台湾】全台高設定の鉄火場で海外製新台GOD (youtube.com)

スロアフロ動画様

 

 

 

今回のブログの内容は、ほぼ鳳凰仕様の機械へのセッティングを説明します。

 

 

抽選部分マイコン

slot-machine/hana_houou_comp.txt at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

hana_houou_comp.txt

をコピペして、Arduino IDEマイコンにインストールしてください。

 

 

 

ハナチカ用マイコン

slot-machine/hanatika_LED.txt at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

hanatika_LED.txt

をコピペして、Arduino IDEマイコンにインストールしてください。

 

 

 

 

データ機上マイコン

slot-machine/de-taki_zyoudan2.txt at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

de-taki_zyoudan2.txt

の201行目の

result = (big*210)+(reg*90)-(xdata*1.4);

 

 

result = (big*312)+(reg*130)-(xdata*1.4);

 

に変更して、Arduino IDEマイコンにインストールしてください。

result = (big* ビッグの純増枚数 )+(reg* レグの純増枚数 )-(xdata* コイン係数 );

という意味です。コイン係数は1.4でコイン50枚で36G分です。

数値変更では半角で行わないとエラーが出ますので注意。

 

 

 

データ機下マイコン

slot-machine/de-taki_kadan.txt at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

de-taki_kadan.txt

の123~138行

 

switch(adata){  
case 0:
digitalWrite(19,HIGH);
digitalWrite(1,LOW);
break;

case 100:
digitalWrite(19,LOW);

digitalWrite(1,HIGH);
break;
case 1000:
digitalWrite(19,LOW);
break;

}

に変更してください。

 

 

digitalWrite( ピン足数字 , 状態 );

case 100:  現在のゲーム数100ゲーム の意味です。

 

digitalWrite 19 はST状態の正/否か。(正 HIGH /否 LOW )

digitalWrite 1  は初当たりモードの正/否か。

 

動作的にはST状態を現在のゲーム数0~100まで正、以降は否になります。

 初当たりモードを現在のゲーム数0~100まで否、以降は正になります。

 

case 1000:
digitalWrite(19,LOW);

は天井です、今回はノーマル機ですのでLOWです。

 

 

 

 

ちなみに”オートの自動停止”

140~147行の

switch(data){  
case 5000:
digitalWrite(0,LOW);
break;

default:
digitalWrite(0,HIGH);
}

 

のcase 5000:の数字を"5000"から"8000"に変更すれば、オートゲームが総ゲーム数8000ゲームの状態で自動停止します。

いずれもプログラムでは半角英数を使用してください。

 

セッティングは以上です。

 

 

 

 

あと、前回予告しておりましたKICADでの回路図面が完成しましたので貼っておきます。KIMTECも人間なので、記入ミスがあるかもしれません、前回までの内容も参考にしてください。もし不具合を発見しましたら動画のコメントに書いてくれると助かります。うまく動かないなど個別の対応は完全にはできかねます。一応2台分作った回路なので、問題無く動くでしょう。

 

no.1

slot-machine/kimtech_oki_schematica_1.png at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

 

no.2

slot-machine/kimtech_oki_schematica_2.png at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

 

no.3

slot-machine/kimtech_oki_schematica_3.png at master · kimtech806/slot-machine · GitHub

 

 

以上で今回の内容は終わります。次回に、音の入れ方、外部PCへのデータ送信の解説を行います。もし興味がありましたら是非作って見てください。部品も工作道具もネットでまとめて通販できる時代ですからね。

 

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -データ機 上段下段編#3

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

前回の続きのデータ機下です。

 

データ機上下とも空いているピンは、D0、D1、A0,A1,A2,A3,A4、A5です。(D4ピンは開けておきます。)

 

 

データ機下

 

 

22-A0 game 入力

23ーA1 game 入力

図の様にデータ機下A0,A1を一緒に抽選部分に接続してください。

 

 

24-A2 リセット

抽選部分のD9ピンにデータ機下A2を接続してください。

大当たりアクションの後に、現在のゲーム数を自動的に0にリセットします。

 

 

 

 

25-A3 表示切替

データ機上・下の2回路必要です。データ機下25-A3をパネル13押しボタンで5Vに繋ぐ回路です。

押すとデータ機下の7セグ、現在のゲーム数から総ゲーム数へ変化します(以下ループ)。

 

 

 

 

26-A4 クリア

データ機上A2とデータ機下A4を一緒にして、パネル横14押しスイッチで5Vに繋ぐ回路です。

押すと7セグの数字が上下すべて0になり、記憶した情報が消去されます(情報は自動的にEEPRAMに記憶されるため、電源のOFFでは情報は消えません)。

 

 

 

 

27ーA5 ST

上図の回路通り、データ機下段のA5(D19同じ)をtrigに接続して、リレーからの出力(抽選部分A0 ST)を下図の回路STに繋いでください(抽選部分A0 STは下図ではMODEになっています。)。

日を少し跨いでいるので図に一貫性がありませんね、すいません。

この回路は抽選部分A0が抵抗値を数字として読み込む機能を利用して、抽選のテーブルの移行する回路です。

 

例えば、上図の抵抗値4,7k、27k、より上を外した状態では抽選部分A0は”0”という数字を獲得します。STのトリガーが入るとリレーによって5Vの電圧が送られ、抽選部分A0は約”1100”という数字を獲得します。

この数字を根拠に確率の異なる抽選テーブルを移動させることで、確率変動等のST状態を作り出すのです。

STのトリガーはデータ機下で管理ができ、大当たりから100Gまで高確とか、1000以降は当たるまで高確(天井)とか指定できます。

都合上、STのトリガーオフで低確率、オンで高確率とすることが多いのですが、上の4,7k、27kの回路を導入して、一つだけスライドスイッチをオンにすると、4.7kΩ ”695”, 27kΩ”274”の数字を抽選部分A0は取得します。この数字範囲の抽選テーブルを作れば移行しますが、STのトリガーオンの場合は完全に”1100”になりますので、いわゆる設定(低確率の設定)を作り出すことが可能です。

設定なんて要らない、意味が分からなければ、抵抗値4,7k、27k以上の回路は無くても結構です。

 

あと分母を減らすことによる確率変動(ダイナマイト方式)と、上のSTテーブル方式を組みあわす事によって、複雑な確率変動、高レスポンスとプログラムの簡略化を実現しています。詳しくはまたソフト説明で語ります。

 

 

 

1ーD0 オート制御

図の通り、データ機下D0ピンをTRIGに接続してください。

 

(オートメイション図)

そしてオートメーションの3ピンAUTO OUTをリレースイッチ部に接続、

リレーの出力、抽選部分D2トリガーを上図のAUTO in 555に接続します。AUTO in 555の直下スイッチが付いていますが、これはパネル上のオートのトグルスイッチです。基本はこのトグルスイッチオンでオート遊戯が始まります。

 

この回路は、データ採集のために規定回数を自動でゲーム行わせるために、データ機下とリレーによってオートの出力を管理します。デフォルトでは5000Gですが、細かく指定することも可能です。また指定数だけオートが止まるために、手動で1G回せば以降は無限にオートが続きます。

 

 

 

 

2-D1 初当たりモード

図の様に接続してください。データ機上・下のマイコン同士の接続です。

 

 

 

 

データ機下の説明は以上です。

新しいマイコンに以下のプログラムを入れてください。データ機上・下にはMsTimer2.h をIDEのライブラリ―にインスト―ルしてください。

 

データ機下

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また前回説明した、外部データ出力用Arduino uno用

slot-machine/gaibu_uno.txt at master · kimtech806/slot-machine (github.com)

 

 

 

これでハードの説明は一応すべて終わりました、説明に間が空いたので説明の重複で理解がしにくくなっているかもしれません。のちにCADの回路図面でまとめますので、そっちの方が分かりやすいかも知れません。のちソフト説明に続きます。

 

 

思えばコロナの頃に、UNI-MARKETさんにて沖ドキのアクリルパネルを見て、「これハイビスカス、チカらせられるんじゃ。」と思いコロナの自粛期間に開発を始めたのがきっかけです。

実機購入も考えたんですが、大きいし飽きるだろうなと思い、ゲーム・アプリも何か違うし、そうだ手に入るもので作っちゃえと思い独学で作成しました。

4号機の台やら、裏物の仕組みの再現を考えるのが趣味なので、また新台・更新プログラムと動画を提供することで皆様に遊んで頂けたら幸いです。今作っているのが、オアシススイカVer,キングパルサー、北斗天翔(勝負ダマ)なんかが出来たら良いなと思っています。

 

 

では今回もご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -データ機 上段下段編#2

こんにちは、KIMTECHです。

 

前回にデータ機の共通部分について説明しましたので、今回は固有の部分について説明します。結構情報量が多くなってきたので、最終でkicadの回路図面で全体をまとめようと考えています。

 

 

データ機上下とも空いているピンは、D0、D1、A0,A1,A2,A3,A4、A5です。(D4ピンは開けておきます。)

 

 

データ機上

22ーA0 BIG 

23ーA1 REG

Big.Reg用に2つ回路が必要です。図の様にBigにA0、RegにA1を接続します。

 

 

 

 

24-A2 クリア

(データ機下A4)

5vをパネル横14押しスイッチにて、データ機上A2、データ機下A4に送るという回路です。スイッチを押すと7セグデータが上下リセットされます。

 

なおデータ受け側直下のGNDとつながる1KΩ抵抗はバイアスと呼ばれ、チャタリング防止などスイッチの安定性を保つ回路です。この仕組みが散見されると思いますが、突然バイブが鳴る、突然花が光るなど不安定ならこの回路をデータ受け側に入れてください。私の記入ミスで忘れた可能性もありますので。しかし複数入れると、抵抗の値が低くなり(GND電位が増え)受け側が受信できなくなります。

 

 

 

 

25ーA3 初当たりモード

(データ機下D1)

データ機上A3とデータ機下D1を結ぶ回路です。

 

 

 

 

26ーA4 表示切替

(データ機下A3)

データ機上のA4に5Vを横12押しスイッチで送る回路です。

もう一つ同じ回路を作り、データ機下A3に5Vを送る横13押しスイッチも作ります。

 

 

 

27ーA5ゲーム数

(データ機下A0,A1)

抽選部分からゲーム数をデータ機上下に送ります。データ機下はA0,A1と2つ接続することに注意してください。

 

 

 

1ーD0 シリアルRX

2ーD1 シリアルTX

外部のArduino unoにシリアルで差枚データを送ります。これをIDEのシリアルモニターにて受け取ることが可能です。

沖スロ機械のGNDと、データ機上のD0、D1を外部unoに繋ぎます。D0がD1に、D1がD0に逆さになることに注意してください。

 

 

 

最後にデータ機上の新しいマイコンへのプログラムです。

slot-machine/de-taki_zyoudan2.txt at master · kimtech806/slot-machine (github.com)

MsTimer2.h をIDEのライブラリ―にインスト―ルしてください。

もう一つインクルードでEEPROM.hがありますが、これはもとよりIDEに入っていたはず。IDEでエラーが出るならググってインストールしてください。

 

後は残ったデータ機下の説明と、外部unoのプログラムの説明でハード編は終了となります。誰かこれを作って、新しいソフトの開発を続けてくれたら嬉しいなと思う所であります。アプリよりもハード機械欲しいというマニアックな人向けなので大変需要は少ないでしょうね。UNI-MARKETさんがもっと凄いの作ってくれても嬉しいですな。

 

では今回もご視聴ありがとうございました。

 

 

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -データ機 上段下段編#1

こんにちは、KIMTECHです。

連日の更新となりますが、一気にハードの説明を終わらせてしまいましょう。

 

 

今回は3のデータ表示、分析して外部に指示を出すデータ機上・下段の説明です。

液晶のほうが簡単ですが、やっぱり7セグのカッコ良さも捨てがたいですよね。

 

 


写真右部分の7セグ上下2段と、その横押しスイッチ12、13、14、がデータ機の部分になります。

 

 

 

役割 

 

7セグ上段ー 2桁の7セグが2つ(赤・緑)並んでいます、最初のモードではBIG,REG回数の表示をします。横12のスイッチを押すことでモードが切り替わり、1回目 初当たりモード 2回目 総純増メダルモード、それ以降BR表示に戻りループします。

 

初当たりモードとは、ゲーム数を指定して(例えばハナ連だったら87ゲーム)そのゲーム数よりもハマって当たったゲーム数をカウント、それを赤7セグに表示。そして緑7セグにはBR合算数を表示します。例えば0210だったら、初当たり2回で当たり10回取れたということで、あくまで目安ですが平均5連と計算できます。

 

総純増メダルモードとは、純増枚数を計算して表示しますが、本機にはBIG・REG以外のメダル増要素無く(子役純増が無い)、メダル係数の形で平均値でゲームコストが決められます。例えば50枚メダルで25ゲーム遊戯できるとするならゲーム係数は2になります。50/25=2です。本来なら子役の増減を計算せねばいけませんが、マイコンのピン足節約のためにこのような理屈にしました。

 

 

7セグ下段- 4桁の7セグが一つあります。最初のモードでは現在のゲーム数が表示され(当たりでゲーム数自動リセット)。横13の押しボタンを押すことでモードが変わり、総ゲーム数表示となります、押しボタン以降ループ。

 

横14の押しボタンで完全に上下データ機の情報が消去されます。なお上下データ機の情報は自動的にEEPRAMに保存されますので、電源のON・OFFでは情報は消えません。(電源のON・OFFでは仕様により、初当たりモードが+1加算され、現在のゲーム数が0にリセットされます(それ以外は保持)。)

 

 

 

 

 

あと制作の上で7セグのダイナミック点灯について学ばねばなりません。

ダイナミック点灯とは、7セグ利用においてマイコンのピン足を節約する技術です。7セグはとても単純で、上図の様に7つのLEDのバーが数字型に付いているだけです。それに抵抗を付けて電気でいくつか同時に光らせることで数字を表現します。

7セグには2種類あってアノード・カソードの違いで、LEDの電源か、GNDのどちらをまとめているかの違いです。今回はカソードの7セグしか使えません。

 

コモン(今回はカソードでGND)を高速で移動させることにより、実際は1桁ずつ表示されているはずが、人間の目の錯覚で何桁も同時に光って見えます(テレビやら7セグをビデオに撮って見るとシマが入ったり、不具合に見えるアレです。)。興味があれば”7セグダイナミック点灯”でググってください。

 

基本的にカソードならどんな7セグでも使えると思いますので、データシートを見ながら上図の様に配線してください。

抵抗はLEDの光度がいろいろなので調整してください。ダイナミック点灯は普通の5Vよりも高速点滅により暗くなります。パネル明るすぎると目が痛いので、調整は大切です。

 

 

千桁LEDGND D13、百桁LEDGND D10、十桁LEDGND D9、一桁LEDGND D7。

7セグ電源 a  D12, b  D8, c  D5, d  D3,  e  D2, f  D11, g  D6.。

 

桁LEDGNDはそのまま指定ピンに接続。

7セグ電源は任意の抵抗を付けて、それぞれピンに接続してください。

上下データ機とも共通回路なので、異なるマイコンで2系統作ってください。

 

 

 

 

 

では今回の内容は以上となります。かっこいい7セグ選んでください。ご視聴ありがとうございました。

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -ハナチカ編#2

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

前日の続きです。

 

ハナチカマイコン用プログラム

slot-machine/hanatika_LED.txt at master · kimtech806/slot-machine (github.com)

 

上のプログラムを新しいマイコンにインストールしてください。

動作は、

 

1,抽選部分のD9のトリガーにより、ハナチカマイコンの動作が初期化されます。

(ハナチカとD8バックライトが消灯。初期化、待機モードへ)

 

2,D4BIG  D13REG  にトリガーが入るとプログラムに対応したハナチカが始まる。

 

3,ハナチカの動作一周後に、D8のバックライトを点灯させます。(例えば基本ハナチカでは1秒後にD8がトリガーされる。なぜかというとハナだけ先に光らせたいからです、花とバックライトが同時で光ると派手すぎて興ざめですよね。もちろん週を増やすことも可能ですし、ヤマサのウルマみたいにセンターパネルを消したのと同時にハナチカも可能です。)

 

 

以上とシンプルです。

 

もうデータ機上下段と音を入れたら完成してしまいますね。

最近はYouTubeのパチ馬鹿さんとか、過去の裏物の解析を詳しく紹介されていたりするコンテンツがあるので、プログラム的に再現してみても面白いと思います。最近のオアシス極悪スイカVerの紹介でも、この機械で再現できそうですし、実に凝ったゲーム性ですよね。

イカのターンとボーナス超高確のターンが交互で計6ゲーム、それが規定回数来るとか。ファイヤードリフトみたいですね、自力感があります。当時触れなかったのが悔やまれます。

 

それでは今回は以上となります。沖スロ、工作好きな人は是非とも作って見てください。今回もご視聴ありがとうございました。

 

 

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -ハナチカ編#1

こんにちは、KIMTECHです。

 

 

新しい動画出したかったのですが、色々予定通りいかずで。今回もハード制作をすることにしました。

今回は⓶のアクリルパネルハナチカ部分です。日記の

KIMTECH 沖スロ機械のDIY -アクリルパネル工作編-

 

にてパネル工作の説明は終わっておりますので、前回同様にマイコンとその足の処理について説明します。

 

 

 

 

これは抽選部分とは別のマイコンです、抽選・ハナ・データ機上・データ機下の4つの別のマイコンが必要となります。

 

 

 

 

0ピン Reset

大当たり後など、LEDの電源を落として待機状態に戻すための回路です。ここではリレーを使っておりますが、resetをGNDに接触させるだけなので、MosFET
電子スイッチなどでも構いません。抽選部分リセットピントリガーは後、データ機下段にも使われます。トリガーからすぐのGNDに接する1kΩ抵抗はGNDへのバイアスになっており、これが無いと誤作動を起こします。

 

 

 

 

D4BIG D13REG

この回路がBIG・REG2つ必要です。以前にパネルLEDは図を作ってやりましたので、今回はハナへのトリガー用です。BIG・REG分けて処理することで、プレミアならBIG、普通ハナチカならREG濃厚と定番の演出が再現できます。データ機上にもトリガーが送られます。

 

 

 

 

D8 バックライト

 

ハナチカが一周したのちに、パネルの後ろから3色自動でモーフィンする3つのLEDを光らすためのトリガーです、リセットでハナチカと同時に消えます。動画で使ってるLED残念ながら秋月電子で販売終了みたいです。2sc1815でいくつか同時に光らせると豪華です。

 

 

 

ハナチカ

 

動画の花は真ん中で壁があり、ハナ上、ハナ下、葉っぱ左右同、にLEDが仕込まれています。これが左右で6系統ありますので、

pinMode(3,OUTPUT);//D3 左上
pinMode(5,OUTPUT);//D5 左下
pinMode(6,OUTPUT);//D6 左葉っぱ
pinMode(9,OUTPUT);//D9     右上
pinMode(10,OUTPUT);//D10  右下
pinMode(11,OUTPUT);//D11  右葉っぱ

 

と、マイコンの足から抵抗を挟んで(LEDは光度が色々なので1KΩとかから調整してください、動画の物はドンキで買ったテープLEDで抵抗付きのため抵抗は付けていません。)LEDの+がわに、ーはGNDに落としてください。

 

とりあえずプレミア点滅を24用意しました、プログラムではBIGの6割プレミア均一に、4割通常点滅、REGは全て通常点滅となってます。(割合は細かく設定できます。)

 


LED_0 通常点滅
LED_1 しびれ点滅
LED_2 スロー点滅ダブル
LED_3 スピードアップ&ダウン
LED_4 同時点滅
LED_5 違和感交互点滅
LED_6 違和感 ダブル点滅
LED_7  337拍子
LED_8 ケンケン点滅
LED_9 ウインク点滅
LED_10 一瞬点滅
LED_11 一瞬点滅 交互
LED_12 一瞬点滅 連続
LED_13 交互白点滅
LED_14 交互黒点
LED_15 黒左右移動点滅
LED_16 羽ばたき点滅
LED_17 点灯
LED_18 違和感2
LED_19 違和感2 交互 スロー
LED_20 花花葉点滅
LED_21 チカチカ左右点滅
LED_22 葉点灯 花モーフィン
LED_23 葉点灯、花交互モーフィン

 

どうですよく作ったもんでしょ、少し算数をすればオリジナルのハナチカも作れるでしょう。

 

ということで、次回にハナチカ用マイコンのプログラムを用意するということで、今回は終了します。残りのデータ機は7セグの細工が大変なだけで、説明はあまりありませんので結構ハード編は早く終わります。

では今回もご視聴ありがとうございました。